最初はなんのこっちゃ、と思ったマンガですが、これが読んでみるとクスクスが止まらない。なんて面白いのでしょう。
なんてシュールなのでしょう。
まず、絵がすばらしい。
作家さんは画家なのだとか、肯けますね。
内容は、古代ローマ人が温泉を作っていく話なのですが、こう一言で説明できてしまう話を面白おかしく見事に描いてあります。
主人公は古代ローマ人。その彼が、突然日本の銭湯にタイムスリップかつ瞬間移動してきてしまう。この図がまず大変シュールで、おかしいのです。
日本で当たり前の風呂グッズを、まじまじと真剣に古代ローマ人が眺めて勉強していく姿がクスクスと笑いをひきだしてくれます。
基本的にはこの時代を行ったり来たりを繰り返しながら話が進んでいくのですが、その当時の古代ローマの歴史もちゃんと描かれていたりして、意外と勉強にもなるマンガです。